幼なじみに恋をして

休憩時間


萌side…


午前中あんなことがあってあたしは
ちょっとドキドキしたけど、



ナントカとりあえず

休憩時間までたどり着いた。





休憩時間はだいたいお昼の時間で
あたしは教室に戻る。





「なんかあわただしかったね」




北川君がいう。


そうなんだよね…本当…。


女の子に囲まれるし、
睨まれるし、
倒れるし…





「なんかごめんね」



北川君がちょっと暗くなる。


いやいやいや…


北川君は悪くないから。




ていうか
むしろあたしがもっとちゃんとしてればよかったんだし。




「全然平気だから、本当気にしないで」




あたしは首を小刻みにふる。





そういうと
北川君はちょっと笑って





「よかった」



って言った。


なんか本当にホッとしてる?


そこまできにしなくていいのにな。



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