幼なじみに恋をして




「………。」




あたしは完全に固まっていた。


気がつけば北川君も固まってる。





でも、
誰かが洋に拍手をしだすとみんながそれにつられて拍手しだした。





あたしは
藍に




「萌〜、よかったぁ」





そう抱き着かれてから本当に我に返った。



まだ腕を捕まれた部分に感触がある。







それに…





「萌に手だすなっつてんだろーが、ボケ」










って…。


そんなこといってくるって思わなくてあたしはそっちに仰天してしまった。




実際、何回かああいうのはあったし



大体諦めてくれたからあんまりなんとも思ってなかったけど。





でもやっぱり



嬉しかった。





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