幼なじみに恋をして
開店すると同時にほかの店も続々と開きだす。
あたしは最後の確認をしていた。
「いらっしゃいませ、ご主人様…////」
恥ずかし〜。
あたし言えないって。
「いまさら恥ずかしがっても」
藍が肩をぽんって叩く。
「恥ずかしいじゃん」
しかも派手なメイド服だし…。
「大丈夫どうにかなる!」
まったく、適当なんだから…。
なんて早速お客様が登場。
「えーなになにここぉ?メイドと執事だって〜入る?」
女の子二人と男子4人があたしたちのお店の前で止まる。
「あっうちらは執事で康太達はメイドじゃん」
キャーキャー騒ぎながら店の前をうろちょろする6人。
するとなにを思ったのか
藍がすっと出てきて
「向こう側が執事こちら側がメイドになってます」
って最高の甘い声で6人たちにむけて話しだしたのだ。