幼なじみに恋をして
「うぅ……」
スイパラが終わる頃
やっぱり藍は気持ち悪くなってた。
はじめは気分よかったみたいなんだけど
どんどん顔色悪くなって
今は吐き気がするみたい。
「だから言ったのに…」
「だって……うぅ……」
こりゃ、そのまま帰らせた方がいいなぁ。
「あたし、藍送ってくね」
洋と藤木君にいうと洋が顔を歪めた。
「輝樹に送らせたほうがいいんじゃない?」
えっ?
って顔をするも洋に耳打ちで「好きなんだから」って言われても
あぁなるほどって感心してしまった。
「確かに。あたしより男の子が送ったほうがいいもんね」
それで結局藤木君が送ることになった。