幼なじみに恋をして


あたし達は
勉強していた洋の家に戻った。



「ただいま」




洋の家は大きい。



洋が言うにはこんなの藍と藤木君の家に比べたら大したことないらしい。





じゃあ家はどうなるんだろ…。





「あら、お帰りなさい。他の子は?」




昔から変わらない綺麗なお母さんが出てきた。




「小林が体調不良だから輝樹に送らせた。」




洋がそういうと
「そう、大丈夫かしらねぇ?」
と言って
「電話かけてこようかしら」


とお母さんはリビングに入っていった。





「相変わらず綺麗だなぁ」




思わずそうつぶやくと洋が



「そうか?めんどくさいぜ?」





洋はあんな綺麗なお母さんもっててうらやましいなぁ。




家のお母さんももうちょっと優しかったら……



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