幼なじみに恋をして
「えっちょ、ちょっと待って」
みんながあたしを一斉に見る。
いかにもなにか文句あるみたいな顔。
あたしは後ずさりしながらも
「服は!?服とかどうするの?」
そういうとすぐさま
「美穂のとこ洋服屋だからなんとかなるよね」
あー、
美穂ちゃんのお母さんブランド会社の社長だった・・・
「ママにたのべば大丈夫!」
明るく言う美穂ちゃん。
でも
「でも女の子危なくない?」
セクハラだってこのご時世ないわけない。
「だから、教室の半分に執事いるんじゃん?」
藍にするどくつっこまれ何とも言えないあたし。
「すみません・・・」
あたしがみんなに負けると
「じゃあ決まりでいいですね」
結局あたしの押しはきかずメイドと執事に決まってしまったのだった。