幼なじみに恋をして
「洋?大丈夫か?」
輝樹がのぞいてくる。
「大丈夫」
不安そうな目でまだ見てくる輝樹。
「本当に?」
俺の席の向かい側まできて机にあごを乗せる。
「心配すんな」
そういって輝樹のほっぺをつねる。
「いひゃい」
うわぁ・・・。
かわいッ。
輝樹は女顔だよな。
こんなにできてたら
女子ウケいいはずだ。
「ったく、人が心配してやってるのに」
つねった方のほっぺをさすりながら輝樹が言う。
「大丈夫って言ってるじゃん。それより輝樹は小林ね。」
「わかってる・・・」ってちょっと心配そうな輝樹。
「じゃあ輝樹、文化祭で小林になんかあったら告ってね」