幼なじみに恋をして



「・・・も・・・え、萌!」





えっ?


はっとすると洋はもう正門にいた。



「あっごめ・・・あれ、自転車は?」





あたしの手にあった自転車がない。




「俺が自転車置場に持ってたよ」




えっ、あたし全然気づかなかった。


しっかりしなきゃ。




「ほら、早くこいよ」




洋に手招きされていく。


って洋あたしのバックも持ってる!




「ごめん、バック持たせてた」



あたしが急いでかけよるとバックをもらった。




「ったく大丈夫か?」



あたしの頭をぽんぽんってする。


「だ、だだだ大丈夫!」




変に舌が回ってうまく喋れない。




「本当かよ〜」



笑いながら言ってくれる洋に少し安心した。






< 98 / 180 >

この作品をシェア

pagetop