アムルー《愛してるの言葉》
『おい!!!大丈夫か!?』
『……え?』
『……うわ。よかった…死んだかと思ったよ』
『死にませんよ…(笑)』
『あ!笑った♪それにしても寒いな。早く中入ろーぜ』
あれ?今あたし笑った?
この人…なんかすごい。
そして私達は階段の前を通り過ぎ、
一番奥に進み、扉をあける。
『MATSUMOTO?…マツモト……松本ってゆーんですか?』
扉に張られた白い紙には
松本と書いてあった。
『いや違う。ここ、ダチの家。俺の名前は川崎恭平(カワサキ キョウヘイ)。』
私は靴を脱ぎながら言った
『それじゃあ……川崎さんって呼びますね。……………あ、おじゃまします』
『恭平でいいよ。どうせタメとかそんなもんだろ?さっきから気になってたけど、普通に敬語じゃなくていいよ。』
そして恭平は、マフラーを
ポイ―と床に投げて水を沸騰させる。
『何がいい?カップラーメンしかないけど好きなの選んで。』
私は少し散らかった部屋に入り
キッチンに並べられてる
カップ麺を取った。