アムルー《愛してるの言葉》

気づけば乾いたはずの涙が
ボロボロと溢れ出していた。











そして、その見知らぬ男は
何かを手探りで探しながら
ブツブツと独り言を言っている



『俺の家?いやいや……知らないやつに着いて来ねーか…このまま置いて帰るのも…




あ、あった。』




そういって未開封のポケットティッシュをくれた。




『それで鼻水と涙ふけ。』





『ありがと。……あの、あたし一人で家帰るから大丈夫…。』





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