俺様彼氏に気をつけて!?
第一章
プロローグ
俺は夢を見ていた。
とても温かく、優しい夢を。
俺の傍らで誰かがやわらかく微笑む。
それを見ながら俺もつられて笑った。
……こいつは誰なんだ?
分からない。けど落ち着く。
「キャア!!」
ふと、そんな声が聞こえた。
夢の中の声じゃない。しっかりと耳から入ってきた声。
俺はゆっくりと目を開けた――……
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