俺様彼氏に気をつけて!?
「あ、ひなおかえり~☆」
「今日はずいぶん遅かったのね?」
このふたりは私の一番の親友。
元気のいいほうが白川佳奈で
落ち着いててクールなのが緒方水樹。
正反対な二人だと思われがちだけど、けっこう気が合うんだ。
「予鈴が鳴っても帰ってこないから心配したのよ? ほら、もうすぐ次の授業始まるよ」
水樹はこんなふうにけっこう心配性だったりする。
佳奈と私のお姉さんみたい。(保護者ともいうかな?)
……トントンっ
不意に誰かに右肩をつつかれた。
振り返ると、佳奈がこそっと私に耳打ちしてきた。
「昼休みにどこで何してたか後でちゃあんと教えてね」
そしてウインク……
固まっている私をよそに、さっさと自分の席に戻っていく。
なんで固まってるのかって?
そりゃあ……だって……
あの市瀬千晶に弁当渡しに行ったなんて言えないよ……。
そのうえ仮とはいえ付き合ってるなんてさ。
そんなこと知られたら学校中の女子に睨まれること間違いなし。
でも……佳奈と水樹なら誰にも言ったりしないよね。
それに二人に隠し事したくないもん。
「……よし!」
頷きながら小さく呟いた。
今日の帰りにちゃんと二人に話そう。
私は一度決めたことはやるんだ!
ガラッ
「お、皆席に着いてるなー。じゃ始めるぞ」
こいつ……いや、この人は現国教師兼我が2組の担任、山本先生。
通称やまもっちゃん。ちなみに男。
結構若くて話しやすいから人気があったりする。
確かまだ20代だったっけ。
まぁそんなことは置いといて。
放課後何て言おう……。
どこから話せばいいのかな……?
「今日はずいぶん遅かったのね?」
このふたりは私の一番の親友。
元気のいいほうが白川佳奈で
落ち着いててクールなのが緒方水樹。
正反対な二人だと思われがちだけど、けっこう気が合うんだ。
「予鈴が鳴っても帰ってこないから心配したのよ? ほら、もうすぐ次の授業始まるよ」
水樹はこんなふうにけっこう心配性だったりする。
佳奈と私のお姉さんみたい。(保護者ともいうかな?)
……トントンっ
不意に誰かに右肩をつつかれた。
振り返ると、佳奈がこそっと私に耳打ちしてきた。
「昼休みにどこで何してたか後でちゃあんと教えてね」
そしてウインク……
固まっている私をよそに、さっさと自分の席に戻っていく。
なんで固まってるのかって?
そりゃあ……だって……
あの市瀬千晶に弁当渡しに行ったなんて言えないよ……。
そのうえ仮とはいえ付き合ってるなんてさ。
そんなこと知られたら学校中の女子に睨まれること間違いなし。
でも……佳奈と水樹なら誰にも言ったりしないよね。
それに二人に隠し事したくないもん。
「……よし!」
頷きながら小さく呟いた。
今日の帰りにちゃんと二人に話そう。
私は一度決めたことはやるんだ!
ガラッ
「お、皆席に着いてるなー。じゃ始めるぞ」
こいつ……いや、この人は現国教師兼我が2組の担任、山本先生。
通称やまもっちゃん。ちなみに男。
結構若くて話しやすいから人気があったりする。
確かまだ20代だったっけ。
まぁそんなことは置いといて。
放課後何て言おう……。
どこから話せばいいのかな……?