俺様彼氏に気をつけて!?
「昨日はあんなにボコボコにされたのに、どうして今日はこんなに静かなのかな?」
私は昨日すぐ帰っちゃったから、あの後何かあったのかもしれない。
水樹なら知ってるかも。
「あぁそれね。……実はひなが来る10分くらい前に市瀬が教室に来たのよ」
「えっ……」
千晶が?
「それで、昨日の掲示板のことは誰かのイタズラだから忘れろって言って……女子のこと思いっきり睨んで行ったわ」
千晶……
「何かあいつ他でもいろんな女子に同じこと言ってるらしいの。あの市瀬がそこまでするなんて驚いたわ」
本当だよ。
どうしてそこまでして……ううん、きっと好きでもない女子とこんなふうに噂されてるのが嫌だっただけ。
私のためじゃない……。
ガララッ
「! ひなッ良かった、来てくれたんだ!!」
佳奈が登校して来た。
私の顔を見て、本当にうれしそうに笑ってくれた。
「おはよう。色々心配かけてごめんね」
「ぅわ~~ん! ひなぁ!!」
会いたかったよ~と言って抱きついてくる。
……本当に私はいい親友に恵まれて幸せだよ。
「二人共ありがとう……」
今度ちゃんとお礼しなくちゃな。
……ん、お礼?
そういえば私、前にも同じようなこと言わなかったっけ?
う~ん。
……あ!!!
そういえば私、まだ二人に言ってないじゃん!
千晶が好きだってこと……。
まぁ言おうと思ってた日にあんな事件が起こっちゃあ仕方ないか。
でも、私もう別れてるし……
いや! それは“仮”の彼女っていうのが解消されただけじゃない!
まだ本当にフラれたわけじゃない。
まだ可能性はあるはずなんだ。
私は昨日すぐ帰っちゃったから、あの後何かあったのかもしれない。
水樹なら知ってるかも。
「あぁそれね。……実はひなが来る10分くらい前に市瀬が教室に来たのよ」
「えっ……」
千晶が?
「それで、昨日の掲示板のことは誰かのイタズラだから忘れろって言って……女子のこと思いっきり睨んで行ったわ」
千晶……
「何かあいつ他でもいろんな女子に同じこと言ってるらしいの。あの市瀬がそこまでするなんて驚いたわ」
本当だよ。
どうしてそこまでして……ううん、きっと好きでもない女子とこんなふうに噂されてるのが嫌だっただけ。
私のためじゃない……。
ガララッ
「! ひなッ良かった、来てくれたんだ!!」
佳奈が登校して来た。
私の顔を見て、本当にうれしそうに笑ってくれた。
「おはよう。色々心配かけてごめんね」
「ぅわ~~ん! ひなぁ!!」
会いたかったよ~と言って抱きついてくる。
……本当に私はいい親友に恵まれて幸せだよ。
「二人共ありがとう……」
今度ちゃんとお礼しなくちゃな。
……ん、お礼?
そういえば私、前にも同じようなこと言わなかったっけ?
う~ん。
……あ!!!
そういえば私、まだ二人に言ってないじゃん!
千晶が好きだってこと……。
まぁ言おうと思ってた日にあんな事件が起こっちゃあ仕方ないか。
でも、私もう別れてるし……
いや! それは“仮”の彼女っていうのが解消されただけじゃない!
まだ本当にフラれたわけじゃない。
まだ可能性はあるはずなんだ。