俺様彼氏に気をつけて!?
千晶side
俺は今日も屋上でサボっていた。
ここんとこ毎日だ。
理由は簡単。
ひなに会わないようにするため。
会いたくないわけじゃない。
いや、むしろ物凄く会いたい。
会って話をしたい。
小さな体に触れたい。
でももうそれは叶わない。
自分で決めたことだ。
こうやって、ここに来ては毎日同じようなことを考える。
だから今日もいつも通り、授業終了のチャイムと同時に帰るつもりだった。
あいつが来るまでは。
……足音がすた。
誰かがこの屋上に入ってくる気配がした。
ちっ、最悪。
めんどくせーから寝たフリこいとくか。
そう思って俺は目を閉じた。
「……嘘」
ふとそんな声が聞こえた。
あ?
女かよ。なら帰れば良かったかも。
また絡まれるだろうから。
けれど次に聞こえた声でそんな考えは消え失せた。
「千晶……」
この声、ひな?
お前が今そこにいんのか?
目を開けたかったが、そうするとまた冷たい態度を取らなくちゃいけなくなる。
それが嫌でしばらくジッとしていた。
するとひなは俺の横に腰を下ろした。
顔のすぐ横で制服の擦れる音がしたから分かる。
「ここはいつでも暖かいね……」
視線を感じる。
ひなが俺を見ている。
俺は今日も屋上でサボっていた。
ここんとこ毎日だ。
理由は簡単。
ひなに会わないようにするため。
会いたくないわけじゃない。
いや、むしろ物凄く会いたい。
会って話をしたい。
小さな体に触れたい。
でももうそれは叶わない。
自分で決めたことだ。
こうやって、ここに来ては毎日同じようなことを考える。
だから今日もいつも通り、授業終了のチャイムと同時に帰るつもりだった。
あいつが来るまでは。
……足音がすた。
誰かがこの屋上に入ってくる気配がした。
ちっ、最悪。
めんどくせーから寝たフリこいとくか。
そう思って俺は目を閉じた。
「……嘘」
ふとそんな声が聞こえた。
あ?
女かよ。なら帰れば良かったかも。
また絡まれるだろうから。
けれど次に聞こえた声でそんな考えは消え失せた。
「千晶……」
この声、ひな?
お前が今そこにいんのか?
目を開けたかったが、そうするとまた冷たい態度を取らなくちゃいけなくなる。
それが嫌でしばらくジッとしていた。
するとひなは俺の横に腰を下ろした。
顔のすぐ横で制服の擦れる音がしたから分かる。
「ここはいつでも暖かいね……」
視線を感じる。
ひなが俺を見ている。