ウラコイ+α
おい、
おい…、
「起きろ……、田中ぁ!!」
「……あれ、何で神田君…。ここどこ?…トイレじゃないの…、さやて娘は……ん~?」
やばっ……
あたしは、口を押さえた
「…お前は本っ当に馬鹿か?何騙されてんだよ、ここはエレベーターで閉じ込められたんだ!」
恐る恐る外を見ると
夜景が見えた
「わぁ…。」
神田君は夜景側の
壁に座り込んでた
「神田君。助けにきたの?でも中にいるて事は閉じ込められた…」
はぁと言うため息が
そうだと言っていた
「…さやから聞いたよ。閉じ込められる経緯も、お前に酒が入ってたから騙せたって…」
「……そう。私その辺の記憶ぼんやりで、……何て言うかごめんなさい」
―彼に近付かないで。
「悪かったな、さやには言ったから。もう無い…」
「……。」
神田君の口から、謝罪の言葉
「田中」
「…あたし馬鹿だよね。あんな子に騙されて、こんな所にとじこめられちゃって…、本当バカみたい」
神田君のこととか
仕事のこととか
色んなこと
ごちゃごちゃだ。