ウラコイ+α
「クソガキが…。色目使いやがって」
「神田君。色目なんか使ってないよ、矢吹君は」
私は、堂々と言った
「……、お前はそういう所も鈍いのか。苦労しそうだな…この先」
やれやれ顔でため息をはいた
苦労しそうな女で悪かったわね
「そういうのを好きになったんでしょ、覚悟してよ。」
「覚悟しますよ。可愛いい姫様のために…」
さらりと言った言葉に
赤面してしまった
「思ってないでしょっ。なによソレっ」
神田君は笑いながら
私の言葉を受け流していた