ウラコイ+α
打ち上げは旅館で
宴会という形になった
『でわ、カンパーイ』
茅ヶ崎Pはジョッキをあげた
「あー、うまい」
「美帆。オヤジくさいよ…」
みちるは横で少しずつ
飲んでいる
「いいじゃないの、あー幸せ。美味しいっ」
佐藤も変な動きはないし。
ま、今日くらいは
飲んではめはずしてもいいわよね…
「茅ヶ崎っちゃんおかわり~!」
「美帆…」
頭いたい…
気持ち悪…い
さっきまで座敷にいたのに
今は布団の上…
「あたまいた―っ」
みちるも居なくなってるし…
ま、いいか…
うん。
このまま寝…
「町谷さん、」
「……居るわよ、どうぞどうぞ。」
わたしは
はぁと起き上がった
髪の毛をととのえながら
「すいません…。大丈夫でしたか」
「平気よ…。工藤君、今日はありがとね…。」
工藤君は 畳の上に座った
「町谷さん、大丈夫ですか。さっき凄い飲んでましたよ…」
「…やっぱり…。だから気分悪いんだ…」
はは…と笑った