ウラコイ+α
「……兄貴がいたから、俺はうるさく言われなかった、自由にして良かったんです。」
「そう……」
わたしはただ頷いた
最低かも…しれない
酔いにまかせて
「…そんな顔しないで下さい。別に俺は気にしてません、」
「……」
「…嬉しいですよ。町谷さんに興味を持ってもらえて…嬉しい」
嬉しいて……
工藤君、
わたしの事好きなわけ
「……女にそういう事言うと勘違いするわよ。」
ギシッと音がした。
「勘違いしてもいいですよ……。俺は、町谷さん…」
……
「町谷さん?」
「…だ、だめよ!!わたしは……」
顔をあげた…
工藤君は
真剣な目をしていた
時計の音があたしをせかす
「なにが駄目ですか…、」
「あたしは…、恋愛…出来ない。」
立ち上がり部屋を出た。
ドキドキした…