ウラコイ＋α

●1年後 ﾊﾟﾊﾟ達のその後

真っ白い雪

きれいな山





「きゃー、雪だ。雪だ」





「…犬か、お前は。」


神田君は冷静につっこむ





「いいじゃない。雪みるのひさびさなの、九州じゃ雪降らないのよ?神田君」



「へ――」




すごいどうでも 良さそう…



彼氏のくせにもっと
彼女に興味もたないの？





「田中さん、神田さんとりあえず別荘に…」


スタッフの人は
あたし達を呼んだ




「は―い、」







あたし達は
一応仕事できている



ﾄﾞﾗﾏのｼｰﾝで
ｽｷｰ場のｼｰﾝがあるのだ








「とりあえず今日はｲﾝｽﾄﾗｸﾀｰの方におしえてもらいます。それぞれ担当の方に…」




ｽｷｰかぁ…


出来るかなぁ。


打ち合わせも
そこそこにｽｷｰ場に向かう





「ｽｷｰとか教わるまでもないのに―」



「え……、」



共演者の津田さんが
言った



「あたし、東北の方なので。ｽｷｰしょっちゅうしてて」




「へ、へぇ―」






な、なによ。