ウラコイ+α
「すっごい頑張りましたね。田中さん」
お風呂をすませて
私達は部屋に向かっていた
「結構行けそうなんです。明日も朝から練習で…」
「えぇ―すごい、…あ、でもあたしも羽賀さんが一緒ならいいかも。格好いいですもん」
まぁそこそこイケメンだし…
「あたし、ちょっとロビーでお土産見てくる」
津田さんと離れて、
ロビーの階段を降りた
「神田君、」
「……おぅ。」
お土産屋さんに神田君もいた
なんだか昼の
いらいらがまた戻ってきた
忘れたと思ったのに…
「……」
「疲れてないの、相当練習してたろうに」
「…ちょっとはね。あ・野沢菜美味しそ―、」
「田中…ちょっといいか?」
「何…、」
神田君の部屋に通され、
あたしは聞いた
「……どうかした?」
「あんまり無理するな、上手くなりたいのは分かるけど怪我する。」
「……羽賀さんもいるから。結構ゆっくり教えてくれるし、別に問題ないよ」