ウラコイ+α
コンコンとノックされた

「オレ、神田」



「お疲れさまー…」




「ぶっさいくな面だな。くまがまだ消えてねぇぞ…」




ぶっさいくな面…




「悪かったわねー、わたしは……はぁ駄目だ。今日は闘う気になれない…」



部屋のベッドに座り込んだ



「お前あれで闘ってたつもりなのか?」



「……うー。眠いよ…」






「朝、羽賀と練習してたせいだろーが。馬鹿正直に練習しやがって…断れよ」




神田君はズバズバ言った






「……だっていや。私ひとり出来なくて撮り直しなんて格好悪すぎじゃない…」




神田君には分からないわよ…



て出かけたけど言わなかった






こんなのただの妬みだ







「確かにな…。けど…無理はするな、人間頑張っても出来ない事は山程あるんだ…や……」




隣にきて頭を撫でた


「え……、弥生て言おうとした…」



「……どーでもいー事は聞いてやがる。」






「どーでも良くない、大事なのよ。こーゆこと……、」



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