★ブルーの彼方★





 台風の仕業ではないよな、明らかに。



昨日は晴れてたし!!





 一体誰が、こんなことをしたんだろう??



昨日の夜、全く気づかなかった。



それとも朝? だとしたら、母が気づいてたはず。





 降り注ぐ太陽の光が、体を突き刺しているように感じた。





 とにかく、気味が悪い。



「泥棒が入ったの?」



 私は母の目を見つめ言った。





 母は無言で呆然と、立ち尽くしたままだ。
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