空に響け~僕達の生きた時~

誰も居ない。

誰の気配もしない。

そう、夢の中で感じた。

だが実際は…

夢の中で目を開けると…

やはり誰も居なかった。

白い空間に一人。

あるのは床?

でも手に触れるのは水…

そう…水…

何故水がこんなとこにあるのだろう?

そう思ったが、
ここは夢の中。

何があっても不思議ではない

僕は体を起こし、

塗れた髪に触れた。

ぽたぽたと雫が髪から流れ落ちる。

いつから水に浸かっていたんだろう?

そんな疑問が頭によぎる。

浸かっていたは変だな…

水位はそこまで高くないし、

床?と言って良いのだろうか?

そこから3、4センチくらいの水位だ。

おぼれる心配も無い。

< 17 / 84 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop