空に響け~僕達の生きた時~
君と僕
「質問攻めにしてごめんね。
羽夜斗君は私に聞きたいことある?」
そう言われても…
別に特に聞きたいことはないし…
と思っていると…
「そうだよね…いきなり話しかけて
質問攻めにして…
いきなり聞きたいことあるなんて聞いて
ほんとごめんね。」
そう言って彼女は立った。
だが…いきなり立ったのがまずかった…
彼女は僕と同じように、
胸の辺りを掴み、
うずくまる様に倒れた。
「お…おい…!!
大丈夫か!!?
看護士さん!!!早く来て!!!」
(げほっ、げほっ)
僕のせいだ…
そんなことを思っていると、
彼女は苦し紛れに、
「羽夜…斗…君の、せい…じゃ…ない…よ…。」
と、またしても僕の心を読み取ったかのように…