空に響け~僕達の生きた時~
まただ…

この前と同じ…

真っ白な空間…

あるのは水だけ…

そこに現れる少女達…

でも、

今回違っていたのは…

水が…とても冷たく、

もう一人…

誰かがいたことだ…

その空間の奥のほう…

一人立っていて

こちらの方を

じっと見ている。

誰なんだろう?

そんなこと考えていると

その人は消えていった。

何だったのだろう?

そう考えると…

分からなくなった。

そして…

視界が、少しづつ…

少しづつ…

暗くなっていって…

-羽…斗…

羽…夜…

羽夜斗…-

誰かが呼んでいる…

そう思った瞬間、

世界が真っ暗になり、

僕は目を覚ました。
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