空に響け~僕達の生きた時~


何だこの授業…

絶対におかしい…

この教室に居たら…

確実に…死ぬ!!…

僕が何故…

こんなことを

思うように

なったかは…

ほんの10分前だった…

それは…

僕等が教室に

戻ったころから

始まっていた…

-ガラガラガラ-

と言うような音を立てて

教室の扉が開いた…

「白梟…

垢蛇…

蒼インコ…

ぶつぶつぶつぶつ…」

誰だ!!?こいつは!!!?

と口が滑って

小声でもらしてしまった

幸い…

その人には

聞こえなかった

みたいだが…

隣に居た魁と驟雨には

聞こえたようだ…

二人の周りの空気が一層

どんよりとした…

な…何があったんだ!!?

「だ…大丈夫か…?

魁…驟雨」

と、聞く僕に

二人は…

首を横に振るだけだった…
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