優しい嘘−最低な男を愛して−【下】

戻りたい場所に戻ってこれたんだね。


一番戻ってきたかった場所。





「お前…可愛いとこもあんだな…もっと早くそう言うの見せろよ」





そう言って、大雅は優しく激しくあたしを抱いてくれた。



愛おしくて…大雅の首や背中に手を回していた。





「大雅っ…好き…大好きなの」






大雅……大好き…。


もうこの場所から絶対に離れないからね。