優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
「お前、今日、マミの写真が出てきた瞬間、辛そうな顔してたろ?もうあんな顔すんな」


「…………うん」


「俺まで辛くなる」


「うん、ごめんね?忘れなくていいから。そんな事は望んでないから」


「俺、お前の事、ちょっとは分かってきたかも」





そうだね。

大雅があたしの気持ちを気づいてくれるなんて奇跡だよ。



いつもあたしの気持ちなんか無視していた大雅が。


すごく愛を感じるんだけど……自惚れじゃないよね?





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