優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
大雅は鼻で笑ったあと、体中にたくさんのしるしを付けてくれた。



そろそろ準備しなきゃいけないよね。


あたしは腰の痛みを感じながらベッドから起き上がった。



シャワーを浴び支度を済ませる。






「雪穂、できたか?」


「うん」


「じゃ、行くか」


「大雅」


「あ?」


「空港までひとりで行くよ。見送りはいらないから」






< 161 / 265 >

この作品をシェア

pagetop