優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
食事を済ませホテルの部屋に戻るなり、雪穂を壁に押し当てた。





「なにするの?大雅」


「殺されてぇのか?」





怒り狂った俺は雪穂にキスをする。


声なんか漏らしやがって。





「さっきのやつとはどういう関係だ?」


「さっきってケイゴ?」






ケイゴ?

俺以外の男の名前を口にしてんじゃねぇよ。







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