優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
もう一度、唇を塞いだ俺。



唇を離すと雪穂が笑ってやがる。





「大雅のヤキモチ妬き」


「あ?」


「嬉しい」


「はぁ?」





いきなり嬉しいとか言われても意味分かんねぇし。





「ヤキモチが嬉しいって馬鹿だね。あたし」






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