優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
−ピンポーン…−



あ、来た来た。


大雅の後について玄関へ向かった。





「こんにちは。いつもお世話になってます」





こんな恥ずかしいセリフに照れながらも、お客様たちを招き入れた。



結婚式にも来てくれた、上司のふたりと大雅の同僚ふたり。

あと、初めて見る男の人がひとりと、女の人がひとり。



あたしは照れながらも上司の方たちにお酌をした。






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