優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
もう一度、雪穂に軽くキスをしてみる。


反応ねぇな…。



今度はまた深いキスをしてみた。



声を漏らして俺の首に腕まで回してやがる。



やっぱ、起きてるだろ?



俺は唇を離して雪穂の名前を呼んでみた。






「雪穂」


「ん?」






やっぱ起きてんのか?






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