優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
あたしは大陽を連れてお風呂に入っていった。



暫くして、嫌だって言ってたのに大雅が入ってきてしまった。



湯船にドカンとつかる大雅。



あたしは大陽を洗ってあげて、自分も洗って上がろうとした。






「おい、雪穂」


「なに?」


「俺の頭も洗いやがれ」


「自分で洗ってよ。大陽のも洗ったんだから」


「また大陽か?」






不機嫌そうにしてる大雅を残して大陽とお風呂から出た。






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