優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
殺してもいいよ
やっと帰ってくれた大雅の友だち、ジュンヤ。
あの人も最低な男っぽいよね。
「おい、雪穂」
「なに?」
「ジュンヤの体見たのか?」
「うん」
「お前は殺されてぇらしいな」
見たくて見たんじゃないのに。
むしろ、見たくなかったわよ。
あんなやつの裸なんて。
ソファーの上であたしを押し倒して馬乗りになる大雅。
あの人も最低な男っぽいよね。
「おい、雪穂」
「なに?」
「ジュンヤの体見たのか?」
「うん」
「お前は殺されてぇらしいな」
見たくて見たんじゃないのに。
むしろ、見たくなかったわよ。
あんなやつの裸なんて。
ソファーの上であたしを押し倒して馬乗りになる大雅。