優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
「……大雅?」


「あ?」


「行ってもいいの?」


「これ以上、最低野郎になれねぇだろ?」






行ってもいいなんて…待っててくれるなんて…言ってくれるとは思ってなかった。



もしあたしがハワイ行きを諦められなかったら…大雅とは終わりだと思ってた。






「ごめんね」


「なにが?」


「今まで最低男って言ってばかりで」


「詫びならベッドの上で受け取る」






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