優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
大雅は嘘を続けて毎晩出て行き、あたしは我慢をして送り出す。

その繰り返しばかりだった。





まだあの女性じゃなかったらよかったのかも。


マミさんに似ているってだけで勝てる気がしない。



やっぱり、我慢して耐えるしかないんだよね。


大雅に行かないでって言う事は出来ないし。





−ピンポーン…−




大雅は大学で休みのあたしだけが家にいる時にインターホンが鳴らされた。





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