優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
「なにしてる?その荷物はなんだ?」
「……………」
今のあたしに言葉なんか出せるわけがなかった。
自分の口では何も言えないから、こんな方法で出て行こうとしたんだから。
エレベーターに乗ってドアをしめ、あたしたちの部屋がある10階のボタンをおした大雅。
大雅は俯いているあたしを睨むように見てるのが分かる。
エレベーターが10階に到着しておりた大雅。
でも、あたしはおりなかった。
「……………」
今のあたしに言葉なんか出せるわけがなかった。
自分の口では何も言えないから、こんな方法で出て行こうとしたんだから。
エレベーターに乗ってドアをしめ、あたしたちの部屋がある10階のボタンをおした大雅。
大雅は俯いているあたしを睨むように見てるのが分かる。
エレベーターが10階に到着しておりた大雅。
でも、あたしはおりなかった。