優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
大雅が女を連れ込んでるすきに家から出た。



別に家出するとかじゃなく、1週間も外へ出ていなかったから出たくなっただけ。


大雅に気づかれる前にもどるつもりで。



久しぶりに公園の滑りだいの上に登って腰を下ろした。
ここは少しだけあたしを癒やしてくれるね。




はぁ〜、いつまで続くんだろう?


どうして前みたいにもっと我慢できないんだろう?



やっぱり、あたしはもう無理なんだよ。


大雅……手放してよ…お願いだから。

壊れてしまう前に。






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