優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
頭の中が真っ白になっていく…。


自分が望んでた事なのに…。





「……俺ももうお前なんかいらねぇ。こんな世話のやけるやつだとは思わなかった。どうせハワイに行くんだしな。別れた方がお互い気楽だろ」


「……………」


「じゃあ、明日来てやるからゆっくり休めよ」






大雅はそんな言葉を並べて帰って行った。



また嫌だって言えなかったな…。



もう一度、大雅のそばにいたかったのに……。







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