空の贈り物
「先輩、自分で言っといて照れてるんですか?」

「なっ!て、照れるわけねぇだろ!!」

ムキになってる。

こんな先輩初めてみるなぁ。

なんか親近感湧いちゃう。

「そ、そろそろ行くからな!」

「頑張ってください!」

「おう!」

そう言ってグランドに向かう。

先輩の背中はすごく大きく見えた。

しばらくはずっと見ていようかな…

そうやってずっと見ていたら…

「舞、ずっと見てたのか!?」

「いや…いつの間にか…」

部活動が終わるまで私はずっと見てしまった。

そんなに見とれてた自分もどうかと思ったけど。

見てるのは結構楽しかった。

サッカーはいろんな動きをするから面白い。

見てて飽きなかった。

たまにミスをする大輝先輩も可愛かったけど。

「舞、すぐに準備するから一緒に帰ろうぜ!」

「はい!」

待ってて良かった。

損はなかったみたい。

でも、帰り一人だからちょうど良かった。

これでも私は寂しがり屋だから…

結構、早めに来てくれた。

私を気遣ってくれたのか、いそいで来たらしい。

結構嬉しかったりする。

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