寂しがりんぼ!!
「……別に暗い顔してないよ〜!」


補習に引っかかったなんて知られたくないから急いで笑った顔を作った。


「そぉ?だって今すごい顔してたよ?」


「してないしてない!それより何?どうしたの?」


亜美は私の顔についてまだ言いたそうだったけど、私は無理矢理話題を変えた。


「えっ、あぁ、めぐがね真剣ゲームやろうって。」


「真剣ゲーム??」


めぐは私の仲いい友達だ。

「うん。真剣に神経衰弱やるんだって。罰ゲームありで。」


「なんで急に…。」


私は苦笑いしながら言った。


「なんかテスト悪かったらしくてちょっとイライラしててさ、やりたくないとは言えない雰囲気なんだよ。」


なるほど、イライラしてるめぐはめっちゃ怖い。


「やる人って誰?」

「いつものメンバーだよ。」


いつものメンバー…あぁ、私と亜美とめぐと玲奈の四人か。


「しょうがないな〜。」



そう言って私は亜美と一緒に机の上でトランプ並べてるめぐの所に行った。






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