寂しがりんぼ!!
「あっ!ほら、滝下来たよ。」



滝下!?



亜美が教室の入口を見ているから、私もそっちを見ると滝下がちょうど教室に入ってきたところだった。



うっわ、相変わらず表情わかんない奴。あの眼鏡と前髪じゃ顔どころか目も見えない。


「……っ!!」

滝下が私のほうをちらっと見た気がした。




だって、目が合ったんだもん。



目とかどこにあんのかわかんないけど…




それでも合った気がした。




私は恥ずかしくて慌てて反らした。





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