寂しがりんぼ!!
「……。」


「滝下!?」


滝下が私のスカートを引っ張っていた。


てかスカート…!スカートは無しだよ!


「ちょっ離してってば!!スカート落ちそうだから!」


「……。」


無視すんなー!

頑張って手を引き離そうとするんだけど、全然離れなくて…


むしろ更に強く握って…


「やめてって!シワになっちゃうじゃん!」


そこでやっと滝下が顔を上げて私を見た。



「じゃあ、まだ居てくれる?」



「えっ、やっ…私もう戻るし…。」


滝下といるのなんか気まずいし…



滝下が私の言葉を聞いて顔を下に向けてしまった。


ヤバッ!ちょっとキツかったかな…?




滝下がずっと黙って下向いてる間も頑張ってスカート引っ張ってたんだけど


全然離れない!!



どうしよう…



「……じゃあ…」





< 51 / 79 >

この作品をシェア

pagetop