寂しがりんぼ!!
私は滝下の顔を覗き込んだ。



と同時に滝下が前髪を手で押さえつけた。



「……。」


「……。」



私達の間に流れる沈黙。




「なんで押さえてんの?」


「いや…ちょっと…ね。」


滝下の表情がサッパリわからない。


手で前髪押さえてるから尚更だ。



「……。」


「……。」


「…手どけてよ。」


「…ダメ。ヤダ。」



「……。」


「……。」




「…ハァ〜。」


私はため息をついた。

嫌がってる人からムリに聞くのはダメだよね。

まして昨日飛び降りようとしてたやつには尚更ね。


諦めて教室帰るか。


私は立ち上がって屋上を出て行こうとした。



「!!?」






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