ヲタクな彼と秘密のゲーム
はい、もう皆さんお気づきになられたでしょうが、ここで序盤の『ゲーム』についての答え合わせをしましょう。
そう、『萌えゲー』なのです。
もし正解した方がいられるなら、あなたはもう立派な萌えゲー信者です。
『ゲーム』というキーワードだけで真っ先に『萌えゲー』が頭に浮かぶとか、ちょっ、おま!
偏見ですが、あまり日常会話にその話題を出さないことをお勧めします。
そこで、実況中継に戻りますと、琉生がパソコンの電源を入れました。
因みに、パソコンの前には今現在琉生が座っているのも含めて2つの椅子が。
私のですね、有り難うございます。
「ゆう~早く~」
「はいはい、分かった分かった」
と返事をしながら仕方なく椅子に着く。
因みに因みに、私は2つある中の左の椅子に座るという、昔から自然とその定置となっています。
それは椅子に限らず、何にしても私が左、琉生が右。
つまり車の行き交う危険地帯な道路でも私は車道側なのです。
理不尽だと思います。