アジュール・ウィング



「帰りますか。」


翼くんが離れた瞬間に
また寒さがあたしに突き刺さる



「ん……」


呆気なく終わってしまった
幸せな時間も、つかの間…



「はぁー…」


隣には歩いてくれなく
あたしの前で歩く翼くんは
白い息をはいた


まだ…11月だというのに
もう白い息がでるんだ…




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