【実話】忘れられない
第六章【複雑】


ホワイトデーには二人で食事に行った。



前に喧嘩とまではいかないけど、急にカズくんがあたしに電話してきてあたしが出なくてかけ直すと、


「もしかして俺以外の男と会ってて出ないのかと思った。」



って言われたことがあった。



いつもいつも電話に出れるわけないのに、そんな風に言われたことがあった。



カズくんは気ままに電話してきたりするけど、あたしからは電話できないのに、そういうことを言われるのはなんだか不公平だと思った。



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