【実話】忘れられない


「会えない…と、思う。」



「俺は会いたい。」



カズくんはあたしの目をじっと見て言う。



あたしは目をそらせない。


「やっぱり…」



『無理』と言おうとしたあたしに、カズくんはキスをした。



「お願い…。理穂ちゃん、離れないで。」



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