ただ、君に名前を呼んで欲しかった。

「つぶしたら臭いからね」



「まじで取って」


慌ててる慌ててる


「とるわけないじゃん。
だってアンタに
恨みあるんだもん」




へへへへへへっ!

一生慌ててろ!この最低野郎。


「あ、」



「どお?取れた?」



そう言った瞬間



最低野郎はニィって口角を
意地悪あげた。



「ほんとについてるなら、
取ってみてよ」



ないのに、馬鹿じゃん。



「あるんでしょ?」



な、なんか
強気になってるけど?



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